整体ブログ

健康な骨を維持するには?整体師松本恒平が解説
こんにちは。
整体院ボディーケア松本 院長の松本恒平です。
一般的には、骨は硬い組織と思われています。
しかし、本当に硬い組織なのでしょうか?
実は、『生きている骨には柔軟性』があります。
なぜなら、骨は水やコラーゲンなどのたんぱく質からできているからです。
潤いの無い、乾いた骨は折れやすいです。
骨粗鬆症の様な骨の中がスカスカな状態です。
例えば、木の枝でも潤いがないと折れやすくなります。
潤いがある木は柔軟性があって簡単に折れません。
骨も同様に潤いがあれば折れにくいのですが、乾燥して乾いている状態は折れやすいのです。
骨も同じように柔軟性がありクッションの役割をしてくれるのが
骨の中に含まれる水・コラーゲンなのです。
その骨が柔軟であるからこそ運動による
ジャンプ、軽い衝突の様な力にも耐えられるのです。
それでは、骨と水とコラーゲンなどの関係を見ていきましょう。
骨は、液体や膜や軟骨からできるものがあります。
イメージとしては、濡れた雑巾を絞って、絞って脱水させた結果が「骨」なのです。
脱水させたのが骨ですが、完全に脱水しきると柔軟性が無くなり脆くなります。
そのため、骨には適度な水分が必要なのです
また、水分が足りなくなると骨への潤いが無くなり骨に関わる疾患、慢性的な動きの悪さが出てしまいます。
代表的な症状は、四十肩・五十肩、関節症です。
骨は、コラーゲンの成分を含んでいます。
そして、コラーゲン組織に水の潤いが無くなると、脱水してしまい動かなくなってしまいます。
つまり、手技などでいくら施術をしても、もともとの水や潤いが無ければ治り辛くなるのです。
水分は、細胞内でも大活躍します。
例えば、タンパク質はアミノ酸からできており、細胞内には遺伝子の指令通りにアミノ酸を作る工場があります。
アミノ酸は、アミノ酸を作る工場から吐き出されて細胞内の水に触れた瞬間、それぞれが水に反応してたちまち立体構造を作り、一人前のたんぱく質となります。
こうして体をつくるタンパク質は細胞内で合成されます。
つまり、水が無ければタンパク質も作れないし、骨も作れなくなってしまいます。
やはり普段から水をきちんと摂取することは、ただ脱水を予防するだけでなく、骨と肉に潤いを与えるためも大事です。
脱水の目安としては、喉が渇くことです。
一般的には、喉が渇いている時点ですでに遅いと言われます。
また、チェックしておきたいのが、トイレに行った時のおしっこの色です。
尿は正常なら薄い黄色、水が多ければ透明な状態です。
脱水症状になりかけていると濃い黄色の状態になります。
なお、サプリなどで黄色になるケースもありますが、サプリなどを摂らない状態でいた時を想定してください。
例えば、夜中にトイレに行って日中よりも濃い黄色のおしっこだったら寝ている間に水分補給をせずにいるので脱水しているからです。
もし、日中でも濃い黄色のおしっこだったら水が足りない証拠です。
もっと多く水分を取ったほうがいいですよというサインです。
つまり、骨はカッチカチではダメなのです。