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【免疫力アップ②】松本恒平が伝授するセルフリンパケア
こんにちは。
整体院ボディーケア松本 癒楽心体療法(ゆらくらくしんたいりょうほう)代表の松本恒平です。
今回は、前回更新し反響をいただいた「リンパ治療」の続きです。
これまでの記事で以下が大切だと説明してきました。
この体の「流れ」にはリンパ系・体液系が凄く影響します。
そこで今回は、普段施術で行うリンパケアを、皆様ご自身で行えるように伝授いたします。
リンパに関する施術をするうえで、知っておきたい大切な部位がいくつかあります。
鎖骨下リンパ:左右鎖骨のくぼみの奥にありリンパの集合地点で、静脈へと流れます。
腋窩リンパ:左右のわきの奥に存在し、右は右の上肢・肝臓側。左は下肢体幹のリンパを吸収
横隔膜:肋骨のくぼみ肋骨7番目くらいの高さに存在し背中とお腹側を周るように存在する
乳び層:大動脈の右・お腹の真ん中あたりにあり腸のリンパ・下肢のリンパを集めて鎖骨下へ向かっていく
鼠径リンパ:前方の骨盤部の靭帯の奥にあり下肢のリンパ、下腹部のリンパを集める場所
膝窩リンパ:膝の裏存在し下肢からのリンパの中継点
これらはリンパの流れ、つまりは体の免疫力にも大きくかかわってくる大切な部位ですので、ぜひ覚えておいてください。
リンパマッサージと称して、ぐいぐいと押し込んだり、強くもんだりする方もいらっしゃいます。
しかしそれは、リンパのことを全く分かっていないといわざるを得ません。
リンパ節には、リンパ球、マクロファージなどの免疫細胞が集まっています。
そしてそれらの免疫細胞は、ウイルス・菌など侵入してきた異物が有害なものであるか判断し、すぐに処理するために戦ってくれます。
リンパは、静脈に並走して走っています。
浅リンパ管は多数あり皮下静脈と同じ方向に走ります。
深リンパ管は多くは血管に伴走し、分枝・結合・網状をなし血管を取り巻きます。
皮下に約70%存在するので、優しい力でさすってあげるだけで流れるようになります。
間違っても強くゴリゴリと押してはいけません。
リンパは一方向にしか流れないため間違った方向に無理やり流そうとすると弁不全が起きてしまい、逆流が起きてしまいます。
あるべき流れを逆向きにしてしまうのですから、当然老廃物がたまり、流れを詰まらせ、免疫力の低下につながります。
そのため、リンパを流す順番と方向には十分注意しましょう。
まずは、鎖骨下リンパまで、リンパを流していきます。
鎖骨下リンパはリンパ管の集中する高速道路の料金所のような部位です。
ここが詰まってしまうとリンパは流れるところを失ってしまいます。
その鎖骨下リンパを起点に、徐々に末端に向かってリンパを流し、「リンパの流れ道」を作っていきます。
それから肋骨の可動性を上げて、腹部横隔膜、骨盤の順で施術をしていくのが正しい順番です。
まず、水をコップ1杯は飲んでからスタートしましょう。
同時に、天然塩も舐めてより効果が期待できます。
そのため、リンパを強く押しても反応しません。
筋肉関節ポンプ作用、フィラメント圧迫ストレッチが大切です。
そして、終わった後に、水と塩を摂りましょう。