水と塩を摂ることで筋肉や関節の柔軟性をアップさせよう!

目次

水と塩不足による慢性的なだるさや疲れ… 1

1.筋力の低下… 2

2.臓器や骨の破壊… 2

体の柔軟性と筋肉の柔軟性はイコールではない… 2

「症状別」水と塩の必要性… 3

足のつり… 3

五十肩… 3

関節痛… 3

ぎっくり腰… 3

 

過去2回の記事で、水と塩を摂るべき理由や不足した場合内蔵にどういった影響があるかをお伝えしてきました。

 

最初から詳しく読みたい方は、過去の記事をご覧ください。 

『1日1杯の水と塩を患者さんにオススメしている理由』

https://bodycare-matsumoto.info/1948/

 

 

今回は、水と塩が不足すると筋肉や関節にどういった影響があるのかを具体的にご紹介していきます。

 

水と塩不足による慢性的なだるさや疲れ

 

皆さんは、「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という言葉を聞いたことがありますか?なんとなくいつも体がだるい、疲れが取れない、よく眠れないといった状態で、病院に行っても、原因が特定できない症状を不定愁訴と呼びます。多くの人がこの不定愁訴で悩んでいるのですが、もしかすると水と塩が不足しているのかもしれません。その理由は大きく2つあると考えています。

 

1.筋力の低下

以前、塩に含まれるミネラルやナトリウムが神経伝達や内臓の動きを助けているというお話しをしましたが、塩には、ミネラルやナトリウム以外に「カリウム」という物質も含まれています。カリウムは筋力を強化する働きを持っています。そのため、カリウムが不足すると、筋力が低下し、脳から体を動かすよう指令が出てもうまく筋肉が反応できなくなってしまいます。筋肉がきちんと動かないと、体全体のバランスが取りにくくなるため、体のだるさや疲れといった不定愁訴の発生につながることがあります。筋力の低下を防ぐためにも、カリウムをきちんと塩から摂ることが大切です。

ちなみに、バナナもカリウムを多く含む食べ物として有名ですが、簡単にカリウムを補給したければ、やはり「塩」がオススメです。

 

2.臓器や骨の破壊

人間の体は水や塩が不足すると、臓器や骨の組織を一部破壊して、そこから体全体で不足した水分やミネラルを補おうとします。これが起きると、臓器や骨がダメージを受けてしまい、より疲労やだるさを感じやすくなります。

 

このように、十分な水と塩を摂取することは、筋力を維持するだけでなく、自分の体を構成する組織を守ることにもつながるのです。疲労感やだるさといった不定愁訴に悩んでいる方は、毎日コップ1杯の水と塩の摂取をぜひお試しください。

 

 

体の柔軟性と筋肉の柔軟性はイコールではない

 

筋肉をうまく動かすためには、筋力以外に、筋肉の柔軟性がとても重要です。塩に含まれるミネラルには、筋肉を柔らかくして、動きをよくする作用があります。また、柔軟性を保つためには、筋肉に十分な水分が送られることも必要になりますので、筋肉の柔軟性を高めるためにも、水と塩の摂取は有効です。

 

筋肉の柔軟性を高めましょうと言うと、ストレッチをしなければいけないと思う人がいると思いますが、実は、体が柔軟なことと筋肉が柔軟なことは必ずしもイコールではありません。開脚でベターと頭が床に付くからといって、筋肉に柔軟性があるということではないのです。

 

むしろ、筋肉の硬い人が下手にストレッチをしてしまうと、筋肉を痛めてしまう場合がありますので注意が必要です。また、筋肉は伸ばしすぎると筋力が落ちてしまいます。なぜなら、筋肉は縮めたり、伸ばしたりすることで作用していますので、伸ばしすぎると収縮力がなくなってしまうからです。

ストレッチをして体を柔らかくしなければいけないというよりも、まずは、きちんと筋肉に水分やミネラルを届け、柔軟な筋肉を作り上げることにフォーカスしましょう。そのためには、毎日コップ1杯の水と塩を飲むことを習慣化することがオススメです。

 

「症状別」水と塩の必要性

 

ここからは、特に多くの方が悩みを抱えている症状について、詳しくご紹介していきます。

 

足のつり

脳から足の筋肉に対して出された指令(神経伝達)が、うまく働かず、筋肉が痙攣して足がつります。水分不足やミネラル不足が一因と考えられます。

 

五十肩 

筋肉が脱水すると、カルシウム沈着という石灰化した状態になり、肩が動かなくなります。

治療に加え、水と塩の補給が効果的です。症状がひどい場合は、1日1回では足りないので、水と塩を寝る前にも飲んでもらうようオススメしています。

 

関節痛

関節の中には、「滑液」という関節を滑らせる液体が存在しています。水が不足すると、滑液を作り出すことができなくなり、関節痛につながることがあります。また、関節の周りの筋肉が堅くなってしまうと関節の動きが悪くなりますので、ミネラルを摂って筋肉の柔軟性を高めることも必要です。

 

ぎっくり腰

腰の骨と骨を結ぶ「靭帯(じんたい)」の組織が引き伸ばされて動かなくなる状態で、我々は「捻挫」の一種と考えています。専門用語では、「腰部捻挫」と呼んでいます。また、靭帯ではなく、筋肉や筋膜に問題が起きている場合もあり、その場合は、「筋膜性腰痛」と呼びます。

主な原因は、関節のゆがみや筋肉や靭帯の潤い不足と考えられます。症状が出てしまったらすぐに治療を受けましょう。

 

 

体の細胞には生まれ変わる周期があり、1日~2日で生まれ変わるものではありません。内蔵の細胞の生まれ変わりの周期は、2日~5日とお伝えしましたが、筋肉は、2~3ヵ月と言われています。まずは1週間、次に1ヵ月、と徐々に水と塩の摂取を習慣化していきましょう!

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